フィンペシアを飲む際の注意点を解説

フィンペシアはたくさん飲んでも効果の変化はなし

フィンペシア使う際は、必ず用法と用量を守りましょう。

フィンペシアの1日あたりの服用量は、1錠(0.2mg)で十分です。

飲むタイミングは特に指定されてはいません。ただし、毎日同じ時間帯に飲むことが重要です。

朝食後と決めたら毎日の朝食後に飲みましょう。服用間隔を一定に保つことで、薬の成分が効果的に作用します。

飲み忘れたときは、その時点で本来飲む予定だった錠剤を服用すれば特に問題はありません。ただし、飲み忘れから1日(24時間)以上経っていたら、飲み忘れた分は飛ばしましょう。

効果が低いからといって、1度に飲む量を増やしても、薄毛が早く改善されるわけではありません。むしろ、副作用のリスクが高まってしまいます。これは男性型脱毛症(AGA)の患者に対して実施した臨床試験によっても明らかになっていることです。

効き目が悪い場合は、1mgを上限として服用量を増やすことができます。ただし、0.2mgを服用した人と、1.0mgを服用した人とでは、薄毛改善効果の発現率は、後者が若干高い程度で、大きな違いはありません。一方で、後者の副作用の発現率は、前者と比べて顕著な増加が見られました。

副作用の症状が酷いとAGA治療を中断せざるを得なくなる場合があるので、用法・用量は厳守しましょう。

フィンペシアの副作用で精力減退やED(勃起不全)が起こることがあります。

フィンペシアは検査や献血などに影響を及ぼす

フィンペシアを服用しているときは、フィナステリドによって検査の数値に影響が出ることがあります。

具体的には、まずPSA(血清前立腺特異抗原)の濃度が下がります。PSAは、前立腺がんの検査に利用されます。そのため、フィンペシアによってPSAの濃度が上がると、前立腺がんの検査に支障が出る恐れがあるのです。

国内の24歳から50歳のAGA患者を対象としたプロペシアの臨床試験では、PSA濃度が約40%低下したという結果が出ています。海外では、高年齢層の前立腺肥大症患者にフィナステリドを投与した結果、PSA濃度が約50%低下したという結果が出ています。

前立腺がんの検査を受ける際は、事前にフィンペシアの服用について伝えましょう。フィナステリドによってPSA濃度が半分近く下がるため、検査で出た数値を2倍して評価が行われます。

フィンペシアの服用中は、AST(GOT)ALT(GPT)の検査値も上昇します。AST(GOT)とALT(GPT)はいずれも肝細胞でつくられる酵素です。数値の高さは血中にこれらの酵素が多く漏れ出ていることを示しています。

これらの数値が高い場合、肝機能障害ウイルス性肝炎肝がんなどといった肝臓の疾患が疑われます。フィンペシアを使っていると、異常がないのに肝機能検査にひっかかってしまう恐れがあります。

フィンペシアを飲んでいるときは献血ができないので注意しましょう。有効成分フィナステリドは、女性や子供が摂取すると身体に悪影響を及ぼす恐れがあるからです。

フィンペシアの服用を止めて1ヶ月空ければ献血ができるようになります。

フィンペシアと相性が悪い食べ合わせと飲み合わせ

フィンペシアと飲み合わせが悪い薬はありません。そのため、他の薬と一緒に飲んでも問題ありません。

ただしフィンペシアと相性の悪い食べ合わせ飲み合わせがあるので注意しましょう。

一方、グレープフルーツを含む飲み物や食べ物の摂取には注意が必要です。グレープフルーツに含まれているフラボノイドという成分には、CYP3A4という酵素の働きを妨げる作用があるためです。CYP3A4の働きが阻害されると、薬の代謝が遅れ、副作用のリスクが高まります。フィンペシアでAGA治療をしているときはグレープフルーツの摂取はできるだけ避けましょう。

グレープフルーツのジュースも要注意です

また、フィンペシアの服用中はお酒も注意が必要です。お酒を飲むと、アルコールを代謝するために肝臓に負担がかかります。また、薬を服用した際も、成分の代謝のために肝臓に負担がかかります。

お酒とフィンペシアを一緒に摂ると肝臓により多くの負担がかかり、肝機能障害のリスクが高まってしまうのです。

フィンペシアを飲むときは、水かぬるま湯で飲みましょう。